ビートルズの「アクト・ナチュラリー」
ビートルズの映画を観たら、早速リンゴのコンサートが待ち遠しくなってきた。
なぜかリンゴのボーカルである「アクト・ナチュラリー」が記憶の底で鼻の奥がつんとなる懐かしさで迫って来るのだった。
ビートルズに興味のない中学生の姉が「イエスタディ」が聞きたくて買ってきたレコード。1970年だったと思う。私は小5でまだビートルズを知らない時だった。
「イエスタディ」は気に入って何度も聴いたし、A面の「アクト・ナチュラリー」も何度も聴いた。
この写真で誰が誰なのか全くわからなくて、いつも写真を見て、「ねぇ、ジョン・レノンどれかわかる?」と姉に尋ねていた記憶がある。
確かに今見ても、ジョンっぽくない。
マフラーをこうやって4人で巻いたら歩けないじゃないかとかいろいろ考えたりもした。
そんなことまで覚えている。
「イエスタディ」がB面なのはビートルズのシングル盤へのこだわりでA面向きじゃないからなのはわかるけど、なぜ「アクト・ナチュラリー」なんだろう。
1900年~2000年に残る最大の曲を一曲選ぶとするとBeatlesの「Yesterday」かもしれない。ビートルズは別に好きじゃないけど「Yesterday」は好きな人は世界中にたくさんいるだろう。カバーするためにオリジナルを聴こうとする人、クラシックの人もジャズの人も聴いただろう。
そんなビートルズは別に・・・の人が買った「Yesterday」がB面でA面が「Act Naturally」なのがなんか愉快な気がしておもしろいなぁ~と思う。
同じく、日本で大ヒットした「Let It Be」もビートルズは別に・・の人が買っただろうシングル盤のB面が「You Know My Name」なのも愉快だ。
「Long And Winding Road」なんかじゃなくて良かった。