And I Love The Beatles!
2016年になってもビートルズはニューアルバムが発売され、新しい映画も上映される。
1971年、ビートルズを好きになり、早くレコード買いそろえないとレコードが廃盤になる。と思った幼い私が懐かしい。
新聞のテレビ欄を隅々まで見て、絶対にないだろう文字「ビートルズ」を探した。
動くビートルズを見たいと思い続ける毎日だったあの頃が懐かしい。
ipod、youtubeなんて夢の夢。
なんて未来の夢のパラダイス時代に今、私は生きているんだろう。
中学生、高校生の頃、ビートルズを吐くほど聞いたはずだった。
でも、あの時なんとなく聞いていただけだったんだな~と今頃気づいている。
64年、65年のジョンのボーカルの素晴らしさ、そのバックで個性的で美しく重なるジョージのコーラス。リズミカルに自由な旋律のポールのベース。確実に奏でる三連符ジョンのリズムギター・・・
あんまり音楽的なことわからないんだけど、今頃やっと幼い頃にビートルズの音楽分析的な本に書かれていたことが聞こえてくる。
音がバラバラに聞えること、4人の声も楽器の音も隅々まで聞こえてくることが嬉しい。
年を重ねることは意外に楽しいものなのだ。
年を重ねるごとにさまざまな「切ない」気持ちが遥かなる宇宙のように広がり、もう全てを感じるのは苦痛ぐらいになってきている。
懐かしいこともどんどん増えてきて、懐かしさを感じることも、もう懐かしさを超えて苦痛になってきている。
自分だけが大切だった子供の頃から、いろんな大切なものが増えて、切ない気持ちはどんどん増えてゆく。
そんな今、年を重ねて、老化現象はいろいろあるけど、今が一番好きかもしれない。
そして、いつもビートルズの音楽と一緒だった。
いつも楽しませてもらったし、ウキウキし続けられた。
そして今一番楽しみなことは「Eight Days A Week」の映画とリンゴのコンサートかな・・
THE BEATLES: EIGHT DAYS A WEEK – THE TOURING YEARS. Official UK Trailer