ジョン・レノンゆかりの地をめぐる軽井沢の旅

ジョン・レノンは1977年から1979年まで毎年夏に軽井沢に訪れていました。そんなジョン・レノンの足跡を追いながら軽井沢をまわってみたいと思っていました。遅ればせながら今年2016年5月に軽井沢に行くことができました。

3日目(2016.5.20.)鬼押出し園

鬼押出し園


3日目は「鬼押出し園」もうこれだけを目標にしました。


「白糸の滝」と「軽井沢タリアセン(塩沢湖)」はもういいかな~と。


鬼押出し園へは西武高原バスで行くことにしましたが一日5本くらいしかなくて。


もし行かれるなら、レンタカーをおすすめします。

そう、万平ホテルの小澤さんも言ってた。

レンタカーでまわったら全部さぁ~ってまわれるよ。


中軽井沢駅発8:55。

これに乗り遅れたら大変。


朝食が8時からだったので、10分前にダイニングルームの席に着いたら早めに用意してくれるかも。

という焦らせる作戦を決行。


無事、朝食も8時半前に済ませて、中軽井沢駅から西部高原バスに乗り、「鬼押出し園」に向かいました。


途中から鬼押ハイウェイを通りました。九州でいうと九重のやまなみハイウエイみたいな(阿蘇五岳、九重連峰が一望できる道)感じでした。


鬼押し出し園とは

1783年(天明3年)におきた浅間山の噴火の際に流れ出た溶岩で、膨大な量の溶岩が風化した結果形成された奇勝を巡回できる場所。


福岡県で例えるなら北九州の平尾台の岩だけをギュッと固めた感じ(かなり無理がある)


私の勝手な予想では閑散とした観光地と思っていたのですが、着いてみると観光バスが5台ほどいて、なんだか賑やかな様子。



黄色い帽子の小学生が走り回っているし、サングラスをしたカラフルな服の中国系外国人団体観光客もいるし、高校生の団体もいるし・・・


ジョンが突いている鐘にまず行かなくちゃ、


「みんなが鐘つき始めたら大変だよ~!」


と娘が小学生や外国人観光客を抜いて、急いで鐘に直行する。


無事一番に鐘に到着!

ジョンの写真の鐘を見て嬉しくなる余裕もなく、とにかく写真を撮った。



私たちの後、みんながガンガン鐘を突き始めた。

良かった~急いで突いて。

ふぅ~。


さぁ、そして、この写真、灯籠の横に立っている写真。

「灯籠いっぱいあるんだね~。どれかわからないからどれでもいいや。

私、これにする!」

と適当に灯籠の横に立つと、娘が


「時間いっぱいあるんだよ。3時間もあるんだから探そうよ。」


確かに。


それから私たちの気が遠くなるような灯籠探しが始まったのでした。


黄色い帽子の3,4年生くらいの小学生は首から園内の地図を下げて5人のグループで何やらウォークラリーをしている様子。


「そっちじゃないよー」「ねぇ、こっちだってー」と言いながら走る回っている。


小学生が初級ウォークラリーなら私たちの「ジョン・レノン灯籠探し」は上級編。


私が学校の先生だったら、全校生徒を使って
「今年の鬼押出し園ウォークラリーはジョン・レノンの灯籠を探しまーす!
みんな頑張ってくださーい!」


って小学生を利用するんだけどな。


まぁ、そんなことを考えていたら、だんだん娘は俄然本気モードになってきている。


古畑任三郎と化した娘と、まぁ私は西村雅彦というところでしょうか?


私「ここじゃない?ここだとバックに岩ないし・・」


娘「違うよ。この写真だと、ちょっと坂になっていて灯籠より下に立っているんだよ。」


私「・・・もういいよ。これで。」


娘「だめ!」


娘「あっちも行ってみようよ。」


私「はぁ~」


その日は快晴で、日陰ひとつない園内は暑い。


娘「ちょっと休憩」


と所々にあった浅間山突然の噴火のために設置されている避難場所で休む。


今見ると怖いけど、その時は必死だったので、日陰で休むためにはちょうど良かった。


娘が私たちの他にジョンの灯籠探した人っているのかなぁ~
とスマホで調べ始める。


「まぁ~いたんじゃない・・」といいかげんな私。


のど乾いたよー。自販機でお茶買おうよ。とは言えない本気モードの娘。


娘がスマホの画面を見ながら
「あっ、いたよ。ほらこの人、この灯籠を探し出すのに、みんなを駆けずり廻させてしまいました。って書いてる。」


はぁ、やっぱりいたんだね~。


娘「あっ、この写真、私たちが見つけたあれじゃない?」


私「やっぱり、これだったんだね~」


良かった。良かった。お茶飲めるね。


そして、その場所に行き、私が灯籠の前に立ち、カメラを構える娘。


娘「う~ん、違うんだよね~。これだと同じにならないんだよね~。
この写真を撮るためにはこの道がないところから撮らなきゃ駄目なんだよね~
道、滑落したのかな~」


なんか怖い推測。


私「そうかもね~35年経ったらそんなこともあるかもね~」といいかげんな返事。


娘はしばらくああでもない。こうでもない。とカメラを構えてあっちこっち移動している。そんな様子を不思議そうに見ながら通り過ぎる観光客のみなさん方。


娘「道、滑落したんだね!よし、ここで撮ろう!」


結論が結構怖い。


そして撮った写真がこれ。



つまらない話を長々と書いてしまいました。


それからこの双眼鏡を覗かせようとしている写真の場所を探しました。

上に鬼押出し園の文字が見えるのでこのあたりではないかと。色が黒になっていますが、塗り替えたと考えられるので。





この後、予定していた13:11のバスに乗り、「星野温泉トンボの湯」で途中下車し、星野エリアを散策し、ハルニレテラスのカフェに入ったり、もちろん温泉も入って、普通に軽井沢を楽しみました。

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